Jul 21, 2013

Visit my old hometown (My Wife #6)

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式には間に合わなかったが、叔父に手を合わせるためと十年以上行ってない墓参りをするために山口へ帰った。

故郷の駅舎は相変わらずの佇まいで幼い頃の記憶が俄かに蘇る。
岩国へ出かけるときなどはよく祖母に連れられてここから電車に乗ったのだ。
祖母も亡くなった今となってはその記憶も俺一人の断片的なものになっていて、これからまた年を重ねる毎に欠片は一つまた一つと知らぬうちに失くなっていくのだろう。

空白の時間が長すぎたのかもしれない。

ファインダーの中に嫁を捉えた瞬間、過去と今が少しだけ繋がった気がした。

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